設定を一本垂れ流し。

Filed under 勇者と降魔の迷宮, 設定

なんかもう1本のゲームにする事を諦めたシナリオを大雑把に垂れ流す。
ある程度はおかわりとかで補完するとは思うけど。
一応ネタバレ注意、かな?

#################################################################################################################
薄暗い森の中を少女は走っていた。
運悪く一人で出歩く必要があったのだが、そこをモンスターに襲撃されたのだ。
必死に逃げるが追いつかれる少女。強烈な攻撃を顔の左側に受け左目の視力を失う。
いたぶられ、止めを刺されそうになったその時……。敬愛する貴族の少女が割り込み、相打ちとなってしまう。

その後、一命をとりとめた少女は恨みから王国の兵士となるも、特筆する事もない平和な日常を過ごしていた。
しかしある時、任務で城下を離れていた時、大量のモンスターの襲撃により故郷を失う。
失意と、そして憎しみに包まれた少女は世界の真実を知り、多大な犠牲を払いながらもモンスター達を統べる魔王の元へとたどり着く。
激戦の中魔王を撃破するも、魔王の計画の一端は遂行され全ての世界は崩壊してしまった。

少女は絶望しかけるも、世界を渡る事で得た「賢者の力」を使い並行世界へと渡る。
せめて、この悲劇を他の世界で繰り返させないためにも。
しかし、何度繰り返しても、何度歴史を変えようとしても少女の力では届かなかった。
並行世界の少女自身を助ける事すら、不可能に近かった。
それでも、何度も、何度も。
世界を渡り、崩壊を目にし、そしてまた世界を渡る……。
接触する時点を変えたり、信頼できる仲間を募ったり。あらゆる方法を試しても彼女に終末を変えることは出来なかった。
頭の中に響く「お前は誰も助ける事なんてできないんだよ」と言う魔王の幻聴。

そしていつしか、幾度ともなる並行世界転移により力の大半を消費し、心もすり切れた頃。
彼女が居たのは高度な文明が滅び去る瞬間の世界であった。
後に闇の世界と呼ばれる、光の世界であった頃のその世界。
本来であれば立ち並ぶ巨大建造物とそれを囲む美しい緑の華やかな光景であったそれ。
空を浮かぶ船は爆発四散し、建造物は崩落。空は砕け、大地は割ける。逃げ惑う人々は闇の中へと飲み込まれて行く……。
阿鼻叫喚の世界に彼女は立ち尽くしていた。
もはや世界を渡る力も残っていない。この現状をどうにかできるような力も、気力も尽きていた。
ここで死ぬのか……。絶望していた彼女の声にか細い少女の声が聞こえた。
視線を向けると、褐色肌の少女が瓦礫に足を挟まれ、身動きが取れないでいた。そして、助けてと。
ここで助けても果たして生き延びる事が出来るのだろうか。そう考えながらも彼女は少女を助ける。
お礼を言う少女を見送り、自分はその場にうずくまる。彼女を助ける行動で今度こそ精根尽き果ててしまったのだ。
そして間もなく大地の崩落に飲み込まれる彼女。
闇に飲まれていく意識の中、彼女は幻視を見た。

薄暗い森の中を少女は走っていた。
-なぜ、これをまた見せるんだ?
運悪く一人で出歩く必要があったのだが、そこをモンスターに襲撃されたのだ。
-やめろ、もう沢山だ!
必死に逃げるが追いつかれる少女。強烈な攻撃を顔の左側に受け左目の視力を失う。
-最後くらい、穏やかに死なせてくれ!!
いたぶろうと思ったのか、モンスターが腕を振り上げた瞬間、そのモンスターは背後から現れた何者かに切り付けられる。
-!?
濃い褐色の肌をした少年が、剣を振り下ろしていた。
不意を打たれたモンスターはそのまま少年に屠られる。
-ああ、そうか……。最後に……救う事は、出来たんだな……。

何の根拠もない。そもそもそれは死の間際のただの幻覚だったのかもしれない。
しかし彼女はこの世界が救われたことを確信して、安らかな気持ちで意識を闇にゆだね、手放した。

#################################################################################################################
と言うのがディバイドゼロと言うタイトルでやろうとしていたお話。主人公死ぬしかないじゃない。一本のゲームとしてそこが一番微妙。
主役の少女は勇者シリーズの装備は身に着けていました。防具は少女と共に紛失しましたが、シルヴァリオンだけはその後魔王が回収しています。
つまり本編のシルヴァリオンは実は別の世界のシルヴァリオンだったんだよ!!!(AA略
防具類はリューズ周辺から回収されています。
シルヴァリオンだけはセイティの封印だったので放置されて、その後RoMの事件で並行世界に送られちゃったという事です。
並行世界ごとに微妙に歴史は違うので、そもそもセイティが封印された歴史は稀だったと思われます。なので大半の世界で勇者装備の所在はまちまちだったり。
この時褐色の少年は新米兵士で、助けられた少女はそれに憧れ、自分も兵士になって追いかけようと剣の腕を鍛えたりしてたんですね。
敬愛する貴族の少女が王に見初められるというムーブをかましそれを手助けしてたりしたら最終的にぶっちぎって騎士団長になったりしたとかなんとか。
誰の事とは言いませんが(何

10 Comments

  1. leaies より:

    ゆくーりやるてでいい。

    • kinoko より:

      ゲームに落とし込める気がしなかったのといい加減このネタ放出できないのが辛かったのデス。

  2. 匿名 より:

    主人公死亡が問題なら、鬱ブレイク出来るパラレルの周回要素を用意するのも一つの手ですね。

    それよりも、ディバイドゼロの一番の問題点は、まともにシナリオ作ったらエロと絡め辛いところではないでしょうかw。
    展開にもよりますが、真面目なストーリーとエロって相性悪いですからね。

    この話を元に別のゲーム作るのも有りかと思いますよ。

    • kinoko より:

      トゥルーエンドが4賢本編と繋がる癖に4賢本編と毛色が違いすぎるという問題もあるんですよね。
      やるとしたらやさぐれラガッツァの女主人公物になるわけですが……。
      結局ゲームシステムに落とし込める気がしなかったんですよね。
      ループものとして色々できそうな気はしないでもないのですが……。
      まぁ、何かしらフォローする可能性はまだありますけども。

  3. KZR より:

    いっその事、RPGじゃなくて選択肢付のADVとかノベルで制作してしまう、とか?

  4. megachan より:

    あれ・・・このストーリー普通だぞ?(エロコメじゃないって意味で)
    確かにここから4賢にいくとは思えないですね~
    死亡エンドに関しては月並みですが、ループと平行世界要素を利用して、息絶える寸前でまた辿ってきた”自分の時より救われた世界”の自分(あるいは誰か)が助けてくれればOKじゃないです?
    周回するごとに少しずつ改善されていって、最後にその立役者を救いに来たってことで。

  5. KZR より:

    『デビルサマナー ソウルハッカーズ』に死んだ人間の記憶を辿り最後の瞬間を追体験するビジョンクエストと呼ばれるイベントがあります。
    つまり、異世界の自分が辿った人生を追体験するイベントを『降魔』か『おかわり』に組み込めば万事解決!
    ……パクリは不味いですかね?

    • kinoko より:

      パク……ゲフンゲフン、参考にするのはいいと思いますが、なんにせよ話としては組みこめてもそれがエロにならんのですよね。
      エロにもゲーム性にも絡ませるのがしんどい以上無理してゲームにする必要ないな~ってとこです。
      ループものでやさぐれラガッツァが道中アレな目にさんざ合う奴ならワンチャン……かなぁ?

Post a Comment

Your email is never published nor shared.